カラー暗室プリント ― 2016/11/06
久しぶりのライカM3での撮影。
と言ってもテスト撮影ですが。
デジカメに慣れたら、
なんだかフィルムで撮るのは特別なことのように思えてきてしまっている。。。
シャッターテスターでは、1/1000もばっちりだったのに、実写では左側2〜3mmが黒くなっている。。。。😥
通常、キャッピングは先幕に後幕が追いついてしまってスリットがふさがり起きるので右側に出るものです。
しかし、これは幕のスタート側に出てる。
カメラ修理記録ノートを読み返していたら、ありました。
シャッタースプリングのテンションを弱め(幕速を低め)に調整しすぎると、
先幕がスタートして勢いがつかないうちに後幕のドグを蹴ることになり、
その力を取られた幕が失速してしまい、スリットが狭くなってしまうということでした。
1/1000の時のスリットは2mmほどなので、スタート後2mm行ったあたりで失速。
なので、フィルムゲートがまだ開かないあたりということですか。
この頃の3軸フォーカルプレーンシャッター機は後幕のスタートやスローガバナーやシンクロスイッチの駆動など、みんなシャッターテンションスプリングの動力でまかなっているわけなので、それらに力を取られるところで幕速度が下がってしまうんです。
ライカフレックスでは5軸になって、シャッター幕は先後各2軸で独立、タイミングドラム軸が別に動力を持つのでシャッターは正確になりますが、ボディのガタイがずいぶん大きくなってしまいました。
ま、問題が出たのは1/1000だけなので、気が向いたら再調整しようと思います。
1/1000はほとんど使わないからね。
フィルムを現像して、ベタ焼きとプリントを暗室で。
カラーネガのベタ焼きって聞いたことないのですが、やってみると面倒ですけど案外役に立ちますよ。
今回は撮影の時にデジカメGX7-2を露出計がわりにして並走(並撮?)しておいたので、
カラー色補正の判断の時、楽できました。
出来上がったプリントを見てみたら、ちょっと黒っぽいというか色が沈んでしまっています。
プリントを水洗いしている時にデジのプリント見本と比べたのですが、いろんな加減で明るく見えてるようですね。
カラーでも、モノクロのドライダウンと同じようなことが起きてるということに今更ながら気づきました。